ログインマネージャ SLiM

http://slim.berlios.de/
gdmとかkdmとか、Xの画面でログインするアレです。
とにかくシンプルなことが特徴。

こんな症状のひとにお勧め

  • ~/.xprofileだったり~/.gnomercだったり~/.xprofileだったり~/.profileだったり~/.xinitrcだったりなんあんだもう!!
    • SLiMは~/.xinitrcで全部やります。
  • セッションの選択ってなにしてんのかさっぱりわかんなくて不気味
    • SLiMのセッション選択はxinitrcに渡す引数の変更という意味しか持たないのでわかりやすいです
  • /etc/X11/Sessions/を追ってみようとしたけど面倒臭くなった
  • 俺の目の届かないところでなんか変えられたりするのが嫌
    • ~/.xinitrcに自分で書かなきゃなんないので全部把握できます
  • awesomeとかシンプルなもの使ってるのにgdmとか多機能すぎてなんかヤダ
    • ~/.xinitrcを呼ぶ以外のことはなにもしません
  • チャレンジャー

インストール

Gentooだったら下のを読んでください。
http://gentoo-wiki.com/HOWTO_SLiM_setup

あとは知らね。

/etc/slim.conf

チェックする必要のある重要箇所だけ抜粋。

login_cmd
login_cmd           exec /bin/bash -login ~/.xinitrc %session

ログイン認証完了後に実行されるコマンド。
見てのとおり、~/.xinitrc読んでるだけです。
こいつが失敗すると即さようなら。またログイン画面をおがむことになります。
先にも書きましたが~/.xinitrcが無いと当然失敗することになるのでまたログイン画面です。

sessions
sessions            fluxbox,kde,pekwm,awesome

セッション名をカンマで区切って並べます。
ってもセッション名は~/.xinitrcへ渡す引数以上の意味がないので余り切りかえない人は気にしなくていいかも。
ログイン時にF1で切り替えができます。
なおログイン時にF1を一度も押さずに認証を通った場合、引数をなにも渡さずに~/.xinitrcが実行されます。
最初のものがデフォルトで渡されるわけではないので注意。

~/.xinitrcを書く

なにはなくともこれを書かないと始まりません。っていうか無いとログインしても速攻終了してしまうので、本当に始まらなくなってしまいます。
以下に私のを置いときます。それ見りゃだいたいわかるかと。
言うまでもなく上のほうはタダの環境設定です。

export LANG="ja_JP.UTF-8"
export LC_ALL="ja_JP.UTF-8"
export GTK_IM_MODULE=uim
export QT_IM_MODULE=uim
uim-xim &
export XMODIFIERS=@im=uim
export GDK_USE_XFT=1
export __GL_SYNC_TO_VBLANK=1
export __GL_SYNC_DISPLAY_DEVICE="DFP-0"

case $1 in
kde)
        exec startkde
        ;;
fluxbox)
        exec startfluxbox
        ;;
awesome)
        uim-toolbar-qt &
        exec awesome
        ;;
*)
        exec startfluxbox
        ;;
esac

使いかた

ログイン画面が出てきたらユーザー名とパスワードを打ちこむだけです。
F1でセッション名を切り替えできます。っても~/.xinitrcに渡す引数切り替えるだけですが。

シャットダウンしたいとき

ユーザー名 halt パスワードはrootのを入れればOK

リブートしたいとき

ユーザー名 reboot パスワードはrootの

他特殊なユーザー名

manページに書いてあります。
consoleでxtermが起動するらしいですが使ったことありません。