雑記。

盆ってことで経を読みに坊主が来たのだが、ガラガラ声でまったく読経が出来ていなかった。曰く「うっかり扇風機をつけっぱなしで寝てしまった」のだそうだ。
坊主ってのは読経のプロであり、彼にとって喉は商売道具のはずだ。「それってプロとしてどうなのさ」そう僕は思ったが、面倒なので口には出さなかった。
他、マーケのプロは自分とこの製品の良いとこを聞かれたら瞬間的に5つは答えられないと失格だ。
そして幹事のプロは来る人間の人数、名前、性格、嗜好を把握し、最悪でも嫌な思いだけはさせてならない。
僕は幹事のプロにはなれなかった。アマですらない。そもそも土俵に立ってすらいなかったのだ。
だからせめて、他のプロにはなりたい。

今更遅いが、今からやるならどうする?

まず場所の確保。時間はフルに使う。あればあるほど可能性が広がるというのがよくわかった。
一冊専用のノートを買う。出席者一人ごとに1ページをさき、どこから来るか、予想される交通手段と到着・出発時刻、喫煙の有無、酒の可否、URL、しゃべる方か、全てそこにメモる。
会場周辺の観光名所、メシ場を調べておく(少なくとも10件ずつ)。知らないあたりなら実際に自分の足で周辺を歩く。
10人程度の出席者が集った時点で企画を立てる。初めてのひとが多そうなら自己紹介多め(自己紹介のみもアリ)、少なそうなら濃い人が活動できそうなネタ。メーリングリストを開設し、ネタ振る。
しゃべりたそうな人にそれとなくネタ振りをしておく。のり気なら時間を与える。
時間が余ったとき用のネタと、時間が押したとき用の展開を考えておく。削る部分、増やす部分を明確に決めておく。しゃべりたそうな人の部分が無くなっても困らないようにしておく。
会場設営の手順を考える。なにが必要か、どう手配するか、どこになにを置くか。
一週間前までに会場を借り、実際に設営と進行をやってみる。やってみなければわからないことはとても多い。ぶっつけ本番は無謀。
移動があるなら、その移動ルートを自分の足でたどってみる。料金etcをきちんとメモり、会費に入れる。
このあたりで出席者はほぼ確定しているはずなので、起きそうなトラブルを検討する。
出席者おのおのが何時ぐらいに来るのかをメーリングリストに流させる。恐らくあとは勝手にやってくれるが、調べておいた周辺の情報を流すとなお良さそう。

このぐらい…かな。見積り80時間ぐらいか。
今回僕が準備に割いた時間は8時間がいいとこだと思うので、まったく駄目です。