Oki Mini Keyboard III-R

SpaceSaver亡き今、トラックポイント付きキーボードの新規導入、もしくはSpaceSaverが壊れたあとの乗りかえ先として候補に上がるのは「トラベルキーボード」かこれになると思うが、前に書いたようにトラベルキーボードはうんこすぎ。

ってわけでOki Mini Keyboard III-Rレビュー。

キータッチ

パンタグラフの割にキーピッチが深いのでびっくりした。っていうか快適。パンタグラフ好きは満足すると思う。

ホイール

とりあえずあるってだけで素敵。

なんせSpaceSaverには無かったわけのでスクロール手段が中ボタン押しっぱ+ポインタ操作が主流だったと思うが、これだと中ボタンが消えてしまい悲しい気持ちになった人も多いだろう。

中ボタンを使おうと思うとオートスクロールでのスクロールになるが、これはお世事にも快適とは言えない…まあ、慣れればそれなりに使えたが。

ホイール自体は流石にマウスのアレと比較すると落ちる。ホイールの中央部分にゴムが付いているだけだからだ。しかし回してる感覚はちゃんとするので大丈夫。

ポインタの操作感

さて、一番気になるのがここ。

本家IBMと比較した場合、まず癖が違うのでとまどう。力加減とカーソルの動作量の関係式がかなり違うっぽい。まあでもそこは慣れればなんとかなりそう。(ちなみに出荷時設定のままだとIBMの感覚の1/2ぐらいしかカーソルが動かなくてイライラするが、ディップスイッチで設定を敏感のほうにしてやれば改善する)。

致命的なのはポインタにくっついてるゴムがアウト。一見ソフトドームと同様のものなのだが、よく見なくても違う。ソフトじゃないし(っていうか固い)、ゴムの突起もぜんぜん指にひっかかるものじゃないし…。なんとかしてソフトドームを付けたくてしかたがない(実際にそのまんま付けてみるとガバガバだったりでぜんぜんうまくいかない。)ここは慣れとかそういう問題じゃないからなぁ…。

クリックボタンはかなり押しやすい。私的にはトラベルよりもいいと感じた。

というわけでトラックポインタに関してはSpaceSaverを100とするとこいつは80ぐらいの出来。ゴムさえ改善すれば…。

  • ディップスイッチでハード側でCtrlとCapsの入れかえが出来るってのが私的には非常に嬉しい。
  • Fnキーが邪魔。
  • スペースバーを押すときに親指の第一関節あたりが枠に当たることがある。ちょっと気になる

そして

僕は「ホイールの便利さ」や「パンタグラフ」が「トラックポイントのゴムの微妙さ」に勝ったため、職場、家ともにこちらのキーボードに取りかえてしまいました。SpaceSaverが二台も余っちゃったよ…。

トラックポイントを長くつかってる人は操作感の違いから厳しいかもしれませんが、「トラベル」よりは確実にこちらだと断言します。